

菜園のカラーパレットをイメージしたアラン・パッサール流メニュー&ロンシャンコレクション
自然と菜園の世界をイメージした2025年サマーコレクション「Liiving Green」。ロンシャン主催のフレンドリーなディナーにおいて、コレクションの世界が再現されます。2月20日、パリの会場にロンシャンの友人たちが集まり、星付きシェフアラン・パッサールの手がけるベジタブル料理が堪能されました。
これらの色彩を眺めていると、とにかく何かをつくりたい気分にさせられます。コーディネートさせたくなります。野菜は、それ自体芸術品です

ロンシャンのアーティスティックディレクター ソフィー・ドゥラフォンテーヌとパッサールシェフは、今から25年前に祝されたロンシャン50周年イベントにおいて初めて出会いました。菜園のパレットをイメージした新作コレクションローンチに際し、シェフの菜園の秘蔵っ子たちにスポットが当てられました。ロンシャンのシグネチャーグリーンが、ネギに見られる独特のグラデーショントーンで再現され、季節の野菜のパイに昇華されました。
アラン・パッサールの「アルページュ」では、野菜でグランクリュを再現することをコンセプトにしています。ロンシャンファミリーに向けて、おなじみのソフィー・ドゥラフォンテーヌとペギー・フレイ デュオがパリ7区にあるこの星付きレストランを訪れました。世間のトレンドよりに先がけ、パッサールは2001年に自身のメニューから赤身肉を外し、メインに野菜を使用し始め、ガストロノミーの世界にさわやかな風と色彩をもたらしました。
アラン・パッサールは、ベジタリアン料理のビジョナリーとして、自身の菜園で調達される季節の野菜のみを用いた料理を提供しています。旬をリスペクトすることによって、たゆまぬリクリエイトが要されます。「季節は子供のような存在です。私たち誰もが愛するものです」と語るシェフは、自然にインスピレーションを得た料理を手がけます。彼が、五感を目覚めさせる菜園の散策へと案内してくれました。「これらの色彩を眺めていると、とにかく何かをつくりたい気分にさせられます。コーディネートさせたくなります。野菜は、それ自体芸術品です」。何よりもまず、目で楽しまれるものです。
厚みを帯びたアーティチョークのグリーン、ニンジンの目の覚めるようなオレンジ色、ビーツのカーマインレッド…、どれも視覚に訴えかけてきます。季節の移り変わりとともにマルシェもさまざまな色彩を帯び、料理が心揺さぶるニュアンスで彩られます。野菜の豊かな色彩にインスピレーションを得たソフィー・ドゥラフォンテーヌは、自身のプレタポルテとレザーグッズにおいてその世界を再現します。自然の世界を希求するパリジェンヌをイメージしたコレクションは、やさしさと刺激を合わせ持ったカラーで彩られています。郊外に癒しのひとときを求め、グリーンなライフスタイルを実践するパリジェンヌたち。無限とも思えるバラエティーにあふれた菜園の豊かさを満喫します。

私たちも同様にこの菜園の世界を体験できるよう、アラン・パッサールによって「Liiving Green」コレクションのインスピレーション源となった野菜を用いた料理レシピがシェアされました。グルメなアプローチで、ファッションの世界とベジタリアンガストロノミーにリンクを築きます。ボナペティ!