ショートフィルムに詰まったパリのエッセンス
物語は現代のパリが舞台。2人の女性、アンバーとマチルドがマレ地区にあるクラブで偶然居合わせ、朝の5時にお互いの「ロゾ」バッグを取り違えてしまうところから物語が始まります。ロンドンからパリにきたアンバーは、手にした「ロゾ」バッグの取り違えに気付かないままモンマルトルにある自宅に。そしてマチルドは、愛猫ブランシュをひそませた「ロゾ」バッグがアンバーのものと入れ替わったことに気づかないまま、途中で出会ったパリジャンのバイクにまたがり、モンパルナス通りに向かって朝のパリを疾走。アンバーとマチルドの一夜が「ロゾ」を軸に不思議と交差し、“joie de vivre(生きる歓び)”に満ちたリアルなパリジェンヌを描き出す物語となっています。